(ライター:hashidate amano)
いよいよ今年から、国民年金保険料をスマホ決済で支払うことができるようになりました。
普通にコンビニなどで払うのに比べると、ポイント還元が受けられる場合があるので、よりお得な支払い方法となっています。
この記事では、実際にスマホ決済で年金保険料を支払うにはどうすればいいのかを解説しています。
大半の都道府県や市区町村では、住民税や自動車税もすでにスマホ決済で支払うことができます。そんなに難しいものではないので、ぜひチャレンジしていただければと思います。
国民年金を払うとポイントが付く?
・年金博士
今年度(2023年度)から、国民年金保険料をスマホ決済で支払うことができるようになった。ポイント還元を狙えば、コンビニなどで支払うよりもお得になるぞ。
年金保険料を支払って、ポイントが付くんですか?!
・年金博士
住民税などでは、今までもスマホ決済での支払いでポイントをもらえるたからな。そんなに目新しい話でもないのじゃ。 利用するスマホ決済にもよるが、1%くらいのポイントは十分狙えるぞ。
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スマホ決済の「請求書支払い」機能で払えばポイントが付く
対応しているスマホ決済はau pay、d払い、楽天ペイなど
お住いの都道府県や市区町村によっては、スマホ決済で住民税や自動車税などの税金を支払えばポイント還元を受けられる場合があります。
(2023年度からは地方税共通QRコードのeL-QRという規格もできたので、大半の自治体でスマホ支払いが可能。ポイント還元があるかどうかは利用するスマホ決済によります)
具体的には、スマホ決済のアプリにある、「請求書支払い」という機能を使います(次の項目で解説)
そして2023年2月からは、国民年金保険料の支払いも可能になりました。
対応しているスマホ決済は、日本年金機構によると以下の5種類あるようです。
- auPAY
- d払い
- PayB(PayBと提携している各金融機関が提供する決済アプリを含む。)
- PayPay
- 楽天ペイ(2023年4月17日から対象)
いずれも、スマホ決済自体ではポイントはつきません。ただ、残高にクレジットカードでチャージする時にポイント還元が受けられることがある(auPAYや楽天ペイなど)ので、年金保険料を支払うためにチャージする事でポイント還元が受けられることになります。
実際に支払ってみる
ここでは、「au PAY」で支払う場合の例を解説します。
au PAYのアプリを立ち上げると、ホーム画面の中に「請求書支払い」というアイコンが出てくるので、ここをタップします。
続いて、「バーコードを読み取る」というボタンをタップするとカメラが起動するので、納付書の中にあるバーコードをカメラで読み取ります。
すると、「この内容で決済します」というメッセージと、金額などの内容が表示されるので、「支払いを確定」というボタンをタップします。
手順は、以上です。
au payの場合、2023年4月1日から請求書払いによるポイント付与が廃止になってしまいました。
でも、クレジットカードでau payの残高チャージを行った場合、クレジットカード利用額(=チャージ額)の最大1%がポイント還元される場合があるので、国民年金保険料の支払いに使う額をチャージして払えば、ポイントが付くことになるわけです。
楽天ペイに楽天カードから残高チャージ(楽天キャッシュへのチャージ)した場合も同様(0.5%のポイント還元あり)です。
(なお、au PAYの場合、なぜかau payカードからのチャージではポイントがつきません。2023年4月現在では、dカード、paypayカード、amazonマスターカードなどからのチャージでは1%のポイントがつくようです)
・年金博士
ポイント還元のない場合でも、銀行やコンビニに払いに行く手間が省けるからメリットはある。 余っているポイントをチャージして払えば、有効にポイント消化をすることもできるのじゃ。
国民年金保険料はネットバンキングでも支払える
国民年金の保険料は以前から、ネットバンキングで支払うこともできました。
多くのネットバンキングが対応している、「ペイジー公共料金支払い」という機能を使うのです。銀行によりますが、こちらもスマホのアプリで支払うことも可能です。
たとえば三菱UFJ銀行の場合、スマホアプリの「ペイジー(税金・各種払込)」というメニューを選んで、「収納機関番号」「お客様番号(=「納付番号」)「確認番号」を入力します。
(ほかの銀行でも、大体同じような名前のメニューになっていると思います)
その「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」は、国民年金保険料納付書の左側に記載されています(オレンジの枠で囲った部分です)。
なお、ペイジー支払いではポイントなどはつきません。
ただ、残高から引き落としてくれるので、スマホ決済のようなチャージなどは不要です。
前納割引を利用して1年分の保険料を支払うような場合、20万円ほどの金額が必要ですが、そんな大きな額をスマホにチャージするのは不安と感じるなら、こちらの方法を利用するのも良いでしょう。
なお、ペイジー支払いは、ネットバンキング以外にも、銀行のATMを使って支払う(お金をいったん現金で引き出す必要なく、そのまま残高から振り込んでくれる)こともできます。
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